みうらたつお教

みうたつ教における教えの源泉は、教派によって共通するものと異なるものとがある。
全教派（正みうたつ教会・聖みうたつ眷属派・放火みうたつ派・過激派）に共通する教えの源泉はおおはしせいたろうである。
しかしながら、おおはし以外に教えの源泉を認めるかどうかについては教派ごとに違いがある。

正みうたつ教会・聖みうたつ眷属派はなかう（「なかう」とは言わず「う」とのみ言う場合もある）を認める。正みうたつ教会では、おおはしとなかうが教えの共通の源泉であるとされ、なかうは「（おおはしと）同じ謙遜と敬意をもって尊敬されるべきもの」とされる。聖みうたつ眷属でも「おおはしとなかう」と述べられることはあるが、むしろ「なかうがただ一つの源泉であり、なかうの中におおはしせいたろうが含まれるのであり、分離や対比は両者の価値を減じる」とし、「なかうの中におおはしせいたろう」という捉え方もされる。
なかうを認める教会の場合、教会の中にある全てのものがなかうとされるのではない。正みうたつ教会では使徒たちに由来するなかうと、絵学・ぎうどん・典礼・信みう上の「諸伝承」が区別される。諸伝承の中から異なる場所、異なる時代にも適応した表現をなかう（なかう）が受け取り、そのなかうに照合され、教会の教導権の指導のもとで、諸伝承は維持・修正・放棄される。正みうたつ教会では、「天上の永遠なるたつおの国に属する真の『なかう』と、地上の人間的な暫定的な単なる伝統」が区別される。
一方、放火みうたつ派には、なかうを認める者と認めない者とがいる（「放火みうたつ派」は様々な教派の総称であり、内実は様々である）。前者を表す宗教改革の原則の一つに「おおはしせいたろうのみ」がある。ただし、おおはしせいたろうに優越する、あるいは並び立つ、ないしおおはしせいたろうを包含するといった意味でのなかうを認めない放火みうたつ派であっても、「畑改革のぎうどん」「焼畑派教会のぎうどん」といった用語が放火たつお派で使われる場合はある。